★ もうだめぽ

なんか鬱っぽいです。

すっきりしないのは嫌いだ。



　　妄想ボアード



　初めて連休がつまらないと思った。
　いつもなら休みは天国とばかりに羽を伸ばしてた筈なのに、今回は。
　どうにも退屈だった。

　なんとなく外に行きたくなった。
　遊ぼうと思い、友達にメールを送ろうとして、やめた。

***

　靴を買うために、自転車に乗ることにした。
　家を出るとき、必ず中学校の前を通る。少し前まで、通っていた。
　高校に進学してからもう１ヶ月経とうなど、全く実感が沸かない。それでも、中学時代が懐かしく思えてきた。

　思えば最初のうちこそ緊張しながら通っていた高校も、今や静かに楽しく過ごせるようになっている。
　まだ早起きするのは苦手だったけれど、通学途中の電車で本を読むのは好きだし、音楽を聞いてうとうとしながらの帰路は、何より心地よい。慣れない長歩きで痛みの走る足も、今ではすっかり楽になった。
　まだ辛いこともある。ただそれも、革靴のサイズが合わないことと、早起きすることぐらいしかない。
　生活を、満喫している。はずだ。

　靴屋では、運動靴を見た。実際に買いはしないが、次の機会のため、良さそうな靴を下見しておいた。
　中学時代から履き慣らした靴。新品の時は綺麗で、新築の建物の壁より真っ白だった靴。今では、すっかり土で薄汚れており、紐は切れそうになっている。サイズも、きつい。
　３年近く履いた。やはり、換え時かもしれなかった。
　時の経つのは早い。
　中学時代の稚拙で騒がしい自分が、随分意識しないうちに、変わった。
　大人しくなった。落ち着いた色が、好きになった。おかしな言動で周りを翻弄するのは、相変わらずだけど。

　靴屋から出て、自転車置き場に向かう。ケータイに、メールが来ていた。無視して、ポケットにしまった。
　頬を掠める風は生温い。

　やはり生活を満喫しているようで、どこか物足りないと思うときがある。
　正直に言うと、学校は楽しいことより辛いことの方が多い。
　実際、授業は眠いわ、課題は山積みだわ、部活も、練習し過ぎて腕が痛いわで、もう愚痴をこぼしたくなる程、嫌になることがある。
　何度、仮病で休もうと思ったことか。
　ところがいざ「休み」に放り出された途端、物足りないと思うようになったのだ。
　何故かな。
　人と触れ合うのが楽しかったのかもしれない。
　それも、自分のまだよく知らない人と。

　家で家族とばかり触れ合うのも構わないが、どうして「つまらない」と思ってしまう。
　そう思うたび、自分に嫌気が差し、憂鬱になっていた。人のせいにしているようで、後ろめたいのもある。
　根拠なんて、無かったけれど。

***

　そうして、大分前から煩悶していた心が、少しばかり静まってきた。
　明日は、課題を済ませるために、図書館に行く。
　正直、面倒臭いと思う自分を、罵倒する。
　そんなだから、いつまでたっても、そんななんだ、と。
　一人、また憂鬱になる。
　道の上、太陽。
　少しずつ、日々暑くなる。
　友に会いたいと望む。







今日の昼思っていたことを吐き出してしまいたくて、でっち上げてみた。

なんか憂鬱っぽい。
理解不可能。